補聴器について

補聴器のしくみ~デジタル補聴器とは

補聴器は基本的に3つの部分から成り立っています。音を電気信号に変えるマイクロフォン(マイク)、マイクからの音声信号を受けて音を大きくするアンプ(増幅器)、アンプ出力の電気信号を音に変換するレシーバー(一般的なスピーカーに当たる部分)です。
アナログ補聴器(従来補聴器)
音のエネルギーを電気に変換した、マイクの電気信号は連続していて大きさの値も連続しているので、いわゆるアナログ信号と呼ばれています。昔のアナログ補聴器はアンプで周波数を少し考慮して高音が足りなければ低音を減らして相対的に高音を出す等の簡単な処理しかできませんでした。大きくなった電気信号をレシーバーに入れ大きな音にします。

デジタル補聴器はこのアンプ部分にデジタル信号処理技術が使われています。マイクからのアナログ信号はまず、コンピュータが扱うのと同じような時間方向も大きさ方向にも飛び飛びの値を持つ(不連続)、いわゆるデジタル信号に変換されます。(A/D変換といいます。アナログをデジタルに変換。(A:アナログ、D:デジタル))。デジタル化された信号はDSP(デジタル信号処理器)という信号処理部分に入ります。

ここではアナログではできなかった、例えば代表的な物に

● 騒音を減らす機能(騒音低減機能)
● 騒音ができるだけ入らないように音の入力方向、範囲を変化させる機能(指向性切り換え機能)
● ハウリングと言ってカラオケで音量を上げすぎたりするとピーとかキーンとする現象と同じことが起きたら、そのキーンやピーピー音と逆の信号を作って足し算すると打ち消されてなくなるといった処理(ハウリングキャンセル機能)
などがあります。これらは全て補聴器が判断して自動的に行うのでユーザーの操作は基本的に要りません。

また小さい音はより大きくすることで聞こえるようにし、響いたり大きく成りすぎないよう大きい音はさらには大きくしないように制御します。(自動音量調整機能)アナログ時代のように小さい音は聞こえないので自分でボリュームの上げる操作をしたり、また騒音下ではボリュームを下げるなどの頻繁で煩わしいボリューム操作が必要でしたが、デジタルではこれから解放されます。またアナログでもある程度可能でしたが、デジタルではよりきめ細かく高精度に行えるのも特長です。

さらに聞こえは周波数によって異なります。(オーディオグラムご参照)聞こえない周波数帯域はより大きく増幅するし、聞こえやすい周波数はそんなに大きくしなくてよいわけです。デジタル補聴器はよりきめ細かく精密に、周波数帯域毎に増幅度を変えることができます。昔のアナログ補聴器ではきめ細かく精度高く出来ないので、必要ない周波数まで増幅してしまう場合があり、雑音がうるさいといったことにつながる原因の一つになっていたわけです。

このようなデジタルで信号が様々に加工処理されたら、元のアナログ信号に変換するD/A変換器(デジタルをアナログに変換。(D:デジタル、A:アナログ))を通して、レシーバーに入力され音となって鼓膜方向に放出されます。最近の機種ではレシーバーに入力すると連続したアナログ信号になるよう、前もってデジタル信号を前処理してある物が多く見受けられます。

補聴器の種類と値段

補聴器は形の上で大きくは、耳穴型と耳かけ型に分けられます。この他箱型とかボックス型(ポケット型)と呼ばれる補聴器があります。

1. 耳穴型

装用しているのがわかりづらい超小型のCIC型、普通サイズのカナル型、少し大きいハーフサイズ、耳一杯に入るフルサイズ型(カスタム型)の4種類があります。最近ではCIC型よりさらに奥に入り小さいIIC型、ナノタイプ、ミニCICなどもあります。
耳かけ型と比べてみると、耳穴型は耳介の持つ集音効果が得られるので厳密な比較をすれば、より自然な聞こえが得られると言われています。しかしどちらも聞こえ自体に差はありません。
表面に音を拾うマイクの穴が取り付けられています。内部には先程お話ししたアンプ部分とスピーカーに当るレシーバーが組み込まれ、電池も内蔵できるようになっています。軽度から重度難聴まで対応できるものがあります。


2. 耳かけ型

軽度から高度、最重度の難聴まで対応できる様々な補聴器があります。このタイプには2種類あります。本体の中に組み込まれたレシーバーから出た音は、フックとチューブを介して耳栓部分から鼓膜方向に出力されるのが従来からある耳かけ型です。型を採って作る耳栓をイヤーモールドと呼んでいます。形、材質、色など様々なものがあります。

近年耳かけ型に、音を出すレシーバーが鼓膜付近に来るような構造な外耳道内レシーバータイプが主流になってきました。これは耳穴型同様、音が鼓膜付近からダイレクトに放射されるので、音がより自然でより良いこと、また装用が目立ちにくいといった特長があります。また重度難聴の領域まで対応出来るパワータイプもあり、本体も小型化され色も豊富です。

3. 箱型(ボックス型、ポケット型)

これも昔からあるタイプで箱型の本体にマイクがあり、ポケットに入れたり衣服に付けたりします。本体から線でつながり耳栓の付いたレシーバーを耳に挿入して使います。他の補聴器は音量調節を自動で行う物が殆どですが、箱型は音量操作をご自分で行うアナログ式の機種が多いです。しかしつまみが大きいので操作し易く、電池も汎用の乾電池を使えて長持ちなのが特長です。しかし線などが煩わしかったり、大きいので装用が目立ったり、マイクからの衣擦れの音が気になることがあります。デジタル補聴器もあります。


形式 名称 説明 補聴器写真 装用写真 価格
耳穴型 超小形(CIC) 一番小さく装用が目立ちません。さらに小さいミニCICやIIC(nano)タイプもあります。 超小型 装用写真 89,000円
~550,000円(片耳)
カナル(ITC)/ハーフサイズ型 上記よりやや大きめで操作、装用がしやすく使いやすいタイプです。 カナルサイズ 装用写真 78,000円
~520,000円(片耳)
フルサイズ型(ITE) 高度難聴まで対応でき、耳にしっかり収まります。 フルサイズ型 装用写真 78,000円
~520,000円(片耳)
耳かけ型 従来型(BTE) 本体が耳の後ろに掛けるタイプで、重度難聴まで様々は難聴度合いに対応できます。耳栓にはイヤーモールドの使用がお勧めです。 従来型 装用写真 58,000円
~480,000円(片耳)
外耳道内レシーバー型(RITE,RIC) 本体部分が小さくレシーバーと本体をつなぐワイヤーも細く目立ちません。付けているのを忘れる位のつけ心地です。 外耳道内レシーバー型 装用写真 68,000円
~580,000円(片耳)
箱型(ポケット型) 本体にマイクがあり、ポケットなどに入れて、本体から出ている線の先のレシーバーを耳に入れて使用します。 箱型 装用写真 44,000円
~62,000円

両耳/片耳装用

補聴器を装用することで、快適な生活をサポートします。

● スムーズな会話が楽しめる
● 積極的に行動できる
● 聞き逃しが減り仕事もスムーズ

など、QOL(生活の質)がより良くなるばかりでなく、脳の活性化など聞こえの確保は健康にも大事です。

しかし補聴器は片方だけに付ければ良いのでしょうか。もちろん片耳が正常耳である場合は片耳装用になります。また片耳が重度難聴で両耳の聴力差が大きかったりする場合等では両耳装用の効果が引き出せないことも多々あります。しかし中には両耳聴力差が大きくても、両耳装用が効果的であるケースもあるので試聴などで確認を要します。
通常は両耳装用が基本です。当店含め欧米では約70~80%が両耳装用ですが、日本でも徐々に増えつつあります。
両耳装用は以下のように多くの利点があります。

1.音の到来方向や距離が分かり易くなり、車などにいち早く気付け安心です。
2.立体的でより自然に聞こえます。
3.片耳装用に比べ騒音下でも聞き取りがし易くなります。
4.片耳で聞くより小さな音量で聞こえます。
5.両耳から聞き取るので楽に聞こえます。

両耳装用、片耳装用の比較

両耳装用、片耳装用の比較

残存聴力があるのに、補聴器の片耳装用を続けると付けていない耳の言葉を聞き取る能力が低下し、その耳に補聴器を装用しても聞き取りが戻らないことがあるので注意が必要です。従って始めて付ける場合も最初から、また後から追加する場合も、なるべく早くからの両耳装用がお勧めです。

オープンフィッティング

難聴者の約4割は軽度の難聴であるとのデータがあります。その多くは加齢による難聴で、個人差はありますが一般的には、高音から聞きにくくなる傾向があります。逆に低音は比較的聞こえるので、声がしている事は分かるのですが言葉の内容が聞き取りにくく聞き返したりするケースがよくあります。

この様な方に従来からある耳栓や耳穴型補聴器を装用し耳を塞いでしまうと、自声がこもったり響いたり、物を噛む音が大きすぎたりすることがあります。

耳栓は写真の様に大きな穴が空いていたり(オープンドーム)薄い膜でつくられている(プラスドーム)ので、低音は耳栓が無い時と同様にそのまま鼓膜に到達します。聞こえづらい高音を補聴器で補って、鼓膜で低音と一緒にするわけです。
また我々の耳は外耳道共鳴(外耳道の長さで決まる共振現象)と言って、3kHz付近の音が大きくなって鼓膜に届き、それがききとりに有効に働いています。従来の耳栓では外耳道が塞がれてしまってこの外耳道共鳴がなくなるため、それが聞こえに影響する事がありました。特にオープンドームでは外耳道が解放されているのと同じなので、自声のこもりや響きといった違和感もありません。また、軽くて接触面積が小さいので付けている感じも少なく、快適にお使いになれます。このオープンフィッティングには穴空き耳栓(オープンドーム)でもハウリングしない、いわゆるハウリングキャンセル機能が大きく寄与しているから実現できました。

このように穴空き耳栓などを使って主として高音だけ、または中音から高音までを補うことを、オープンフィッティングと呼んでいます。多くの軽度から中等度難聴の方にお使いいただき、大変ご好評いただいています。

オープンドーム プラスドーム パワードーム マイクロモールド パワーモールド

オープンドーム プラスドーム パワードーム マイクロモールド パワーモールド


テレビ、電話が楽なワイヤレス機能

難聴の方はテレビや電話の聞き取りで困っておられるケースが多くあります。もちろん補聴器を装用することで、改善できるケースが多いです。しかしより聞き取りやすくまた便利にお使いいただける機能として、最近の補聴器にはワイヤレス機能が使える機種が増えてきました。

1. テレビ視聴

テレビの音声出力をテレビアダプターに接続すると、アダプターは音声を電波にのせて送信します。首に提げた送受信機を中継し音声を補聴器に無線で伝えます。補聴器から直接テレビの音声が流れます。(中継の送受信機が必要ない機種もあります。)

テレビ視聴
補聴器は当然聞こえにくい音を補正しているのと、送受信はデジタル処理で行う事により音質が優れているので、はっきりと明瞭に聴くことができます。
また、約10m位は送信できるのでテレビから離れていても、音声は聞くことができます。マイクから周囲の音を拾いつつテレビ音声も聞けるので、家族と一緒に楽しむことができます。夜中、家族や近隣に迷惑がかからないよう、テレビのスピーカーからの音量は絞ってしまっても、ご自分だけ楽しむ事もできます。

2. 電話の送受話

①固定電話の場合

電話アダプターを電話回線と電話器の間に接続します。中継用送受信器を首から下げます。電話がかかってくると電話器と補聴器からも着信音がきこえます。中継用送受信器のランプが点滅するので、電話ボタンを押すだけで通話ができます。いちいち電話器の所に行って受話器を取り耳に当てなくて良いのです。アダプターから約30m(メーカー、機種によって異なります。)の範囲内では通話ができるので、電話器から離れていたり何か手に持っている時にでも、ボタン一つ押す操作だけなので通話ができるので大変便利です。
中継用送受信器にはマイクが内蔵されており、ポータブルオーディオプレーヤーの様に首から下げているので、マイクからご自分の声が電波に乗ってアダプターから電話回線を通じて相手に送られます。
電話をかけるときは、中継用送受信器の電話ボタンを押すとランプが点灯します。電話器の受話器を取って、相手の電話番号のボタンを押して入力します。呼び出し音が補聴器から聞こえたら受話器を電話器に戻して相手がでればそのまま通話できます。

②携帯電話の場合

今、ブルートゥース(Bluetooth)と呼ばれる通信ができる携帯電話が多くなってきました。この携帯電話では、アダプターなしに通話ができます。受ける場合は、いちいちバッグやポケットから携帯を取り出して蓋を開けて通話ボタンを押さなくても、中継用送受信器の電話ボタンを一押しするだけでOKです。かけるときは①同様の操作をします。
いずれもはっきりと相手の声を聴くことができ、操作も簡単で便利な機能です。


3. ワイヤレスマイク

講演会の話し手等離れた所の人の声を拾ったり、騒音下で特定の人の声を聞き取る等の場合、話す人の胸に写真の様な小型のワイヤレスマイクを付けて貰うと、補聴器から中継用送受信器経由で話し手の声をはっきり聞くことができます。
例えば、キッチンで炊事中の奥様とリビングに居る旦那様の間での会話や廻りの騒音がかなりするレストランでの会話などでご活用いただいているケースも多くあり、ご満足いただいています。
オーティコンの「コネクトマイク」では最大15mまで、フォナックの「リモートマイク」では約20mまで使えます。(メーカー、機種によって異なります。)


FMシステム

学校や家庭でも、話し手と聞き手の距離が離れていたり周りが騒がしかったりしていると、補聴器を付けていても聞き取りが難しくなることがあります。

FM補聴システムは話し手の声をFM電波で直接聞き手の補聴器へ届けるので、周囲の騒音に影響されずクリアーな音声を聞くことができます。学校では先生が送信機を付け、生徒達全員が同じFM電波で受信機から音声を聞くシステムが使われている所があります。最近の機種は電波に169MHz帯を使用しているので、混信も少なく品質がよくなっています。
送信機は下の写真の様な様々な形態があります。
フォナックおとな向け送信機 オーティコンアミーゴT5送信機

FM送信機例

通常は耳かけ型補聴器に小型の受信機を付けて使用します。(写真左)補聴器のTコイルから音声を拾う、写真右の様な首から下げたりして使うタイプもあります。
フォナック ユニバーサルタイプ受信器 オーティコンアミーゴR5受信機

FM受信機例

また人工内耳用や骨固定型骨導補聴器用の受信機、レシーバ内蔵受信機といって、受信機が内蔵され補聴器や人工内耳は不要で送信機から直接聞き取れるタイプもあります。

補聴器の限界

補聴器を付ければ次の様になると考えていませんか。

1. 補聴器の間違ったイメージ

1)若い頃や健聴者並に聞こえるようになる。
2)言葉だけ聞こえて騒音は聞こえない。
3)うるさい中でも言葉が良く聞こえる。
4)遠く離れた人の声も聞こえる。
5)片方の耳に付ければ良く聞こえる。
6)補聴器は一生モノである。
7)調整は一度行えばそのまま長く使える。
8)販売店には購入後は行かなくても良い。


2. 補聴器の正しい認識

1)今より小さな声でもきこえるようになりますが、通常は昔のきこえ迄は戻れません。多くの方は日常生活での不自由が軽減できます。補聴効果には個人差があります。
2)騒音を落として言葉を聞きやすくする機能(騒音低減)を持った補聴器が多くありますが、言葉以外の環境音等も聞こえます。
3)通常静かな所では良く聞こえるようになりますが、最近は騒音低減機能や指向性機能などを搭載した補聴器が多くそれなりの効果はありますが、うるさい所ではききとりづらくなります。これは健聴者でも程度の差はありますが同じ様に騒音下ではききとりづらくなります。
4)通常両耳装用で、3m位までは良く聞こえ、概ね4~5m位までと考えた方が良いでしょう。
5)通常は両耳装用が基本で、片耳装用より良く聞こえます。(両耳装用ご参照)
6)使い方やお手入れの仕方で違ってきますが、補聴器の耐用年数(寿命)は約5年位と言われています。
7)聞き取りや聴力が変化したり使う環境や聞く音声なども変わることもあるので、最適な聞こえのため再調整が適宜必要です。
8)点検、メンテナンスや調整をした方が良い状態で使え、故障の確率も低下します。当店では1~3ヶ月に一度、補聴器専用器械でのクリーニング(無料)をお勧めしています。


よくある質問(FAQ)

Q1:補聴器を付けていると聴力が低下することはありますか?

A1:もちろん数年レベルでの加齢による聴力低下はありますが、適切に調整されていれば補聴器装用による聴力低下はありません。ただ補聴器に慣れてしまうと、補聴器を外したとき以前より聴力が下がっているように感じる方は時々いらっしゃいます。聴力測定をすると多くの方は変化ありません。
また逆に補聴器を装用していないと、聞き取り能力が低下することがありますので注意が肝心です。これも脳の健康含めて補聴器の早期装用が必要なわけの一つです。
また加齢による聴力低下は少なからずありますので、当店ではできるだけ、毎年の定期点検案内(無料)をお出しする頃や必要に応じて聴力測定を行うことをお勧めしています。


Q2:補聴器はいくらぐらいするのですか?

A2:耳かけ型で58,000円~550,000円(片耳)、オーダーメイドの耳穴型は89,000円~580,000円(片耳)、箱型は44,000円~62,000円位で、かなり価格の幅があります。(価格の違いは下記Q3ご参照)


Q3:価格によってどの様な違いがあるのですか?

A3:同じ製品で性能、機能が同じでも耳穴型はお客様の耳型をお採りしてメーカーが個々に作るので、耳かけ型より高価になります。また、価格ランクは普及、中級、高級、最高級と各社共3~4つ位に分けられます。
1)機能の数・・・聞こえに有効な機能が多いとそれだけ高価なります。
2)機能の性能・・・今の補聴器は騒音を自動的に落とす機能が付いているのが一般的ですが、例えばより騒音を効果的にまた多く落としてくれるとそれだけ価格がアップします。
3)調整箇所の数・・・聴力は周波数(音域)毎に違いますが、これをより正確に補正するには調整する周波数ポイントが沢山ある方が補正する精度が上がります。また補聴器は微調整が不可欠ですが、お客様のご希望に沿うためにはより多くの調整ができる方がより満足度が違ってきます。
これがお値段の差になるわけです。当店ではライフスタイルやご希望等を良くお聞きし、総合的に検討し多くの取扱いメーカーの中から最適な機種を選定しご推薦しますので同じご予算でも満足度が違います。


Q4:最近のデジタル補聴器は良いと聞きますが、どういう所が良いのですか?

A4:昔からあるアナログ補聴器では調整する部分がごく僅かでしたが、デジタル補聴器は調整要素が多くなり、細かく調整できたり調整幅も広がりました。さらにデジタル処理でないとできない機能、例えば騒音を自動的に低くしたり、不快なピーピー音(ハウリング)が出ないようにする機能、小さな音はより大きく大きな音は大きすぎないようにする細かい調整等々が実現できるので、聞こえだけでなく快適さも大きく改善されてきています。(詳しくはデジタル補聴器ご参照)


Q5:手頃な価格の通販品や集音器とどう違うのですか?

A5:補聴器は医療機器ですので、認定補聴器技能者などの専門家がお客様お一人お一人のカウンセリングを行い、その方の聞こえに合わせるフィッティング(適合調整)が不可欠です。また定期的なメンテナンスも必要です。それで補聴器は対面販売、サポートが基本です。
通販品は当然ですがサポートする人もおりませんし、音量調整以外調整が殆どできません。中には聴力に影響するケースもあります。また多くの加齢による難聴には合いません。また通販品の中には集音器もありますが、これは対象は健聴者で主に遠くの小鳥の声等を聞くためのもの(バードウォッチング)で、難聴者が言葉を聞き取るための補聴器ではありません。対象者、目的も全く違いますのでくれぐれも気を付けましょう。


Q6:補聴器はうるさいだけで使い物にならないと聞いたことがありますが?

A6:補聴器は数回の調整と慣れる練習で、本当にお役に立つ補聴器に仕上がります。この調整をすることで改善されます。また聞こえない音域を補聴器は補っているので、今まで聞こえなかった音を“雑音がする”と言っている場合が多くあります。つまり本来聞こえる音も長年聞こえなかったので違和感を感じる場合です。多くの場合、装用開始時は少し抑え気味に調整し、装用時間や必要に応じて少しずつ上げて行くことで違和感を少なくし、自然と慣れる様にして行きます。
昔のアナログ補聴器では細かくまた正確な調整ができなかったので、必要ない周波数帯域まで上げてしまい雑音が多いとか頭に響くなどが改善できない場合もありました。しかしこの様にデジタル補聴器では、調整とカウンセリング等で殆ど解決できます。また補聴器を仕上げるには通常3ヶ月程度かかり、その間で雑音は不要と脳が判断するようにもなります。
☆当店サイト”納得の補聴器選び”の中の、◎一口メモ 補聴器は「仕上げる事」が大事です。◎を参照願います。


Q7:購入後はどの位費用がかかりますか?

A7:空気電池代と耳穴型は交換に使う耳垢防止部品代などの消耗品程度が必要です。また保証期間終了後の修理の場合は、有料となります。(保証期間中の自然故障は無料です。)
当店でお求めいただいた補聴器では、点検、調整、クリーニング、特性測定など基本的にいつまでも無料です。


Q8:電池代等ランニングコストは月にいくら位かかりますか?

A8:補聴器用空気電池は4種類あり容量が異なります。また機種によって消費電流が違います。一日平均10時間使うとして補聴器1台、月に定価で250円~1,100円程度です。当店では常にこの半分以下で販売していますのでご利用願います。
耳穴型では耳垢防止部品の交換、耳かけ型ではイヤーモールドのビニールチューブ交換、ドーム耳栓の交換が必要ですが、補聴器1台いずれも200~300円程度ですから、ランニングコストは気になりません。


Q9:補聴器は片方だけ付ければ良いのですか?

A9:左右の聴力と言葉の聞き取る能力によっても違いますが両耳装用が基本です。もちろん、予算面や外観などで最初は片耳装用でもなるべく早く両耳にした方が、聞き取りもさることながら、安全面や言葉の聞き取り能力低下を遅くしたりします。(詳しくは両耳装用ご参照)


Q10:補聴器装用時でも言葉の内容・理解ができないことがあるのはなぜですか?

A10:音が聞こえるのと言葉が理解できるとは同じではありません。言葉の意味は蝸牛で入ってくる音声の情報信号を作り、それを聴神経に乗せて脳に送り大脳皮質で理解されます。言葉の聞き取りが低下すると、蝸牛では正確な音声情報が作れなくなるので誤ったり違う言葉と受け取ったりしてしまうのです。また信号を受け取る脳も正しく理解・把握する能力も低下します。これが語音明瞭度の低下です。
言葉の聞き取り、理解力は語音弁別能測定(語音明瞭度測定)で知ることができます。
基本的にお客様自身の聞き取り能力の問題なので、補聴器で微調整することである程度は改善できますが限界があります。これはご理解いただきたい大事なことです。


Q11:耳鳴りがあるのですが補聴器は使えますか?

A11:難聴は殆ど耳鳴りを伴います。補聴器を装用することで周囲の音が良く聞こえるようになるので耳鳴りの音が気にならなくなる場合も多くあります。
耳鳴りの治療は難しい様で、お医者様ではTRT療法といって耳鳴りとうまく付き合ってゆくトレーニングをすることがあります。


Q12:補聴器がピーピー鳴ってうるさいのですが直りますか?

A12:ハウリングという現象で、マイクで拾った音が補聴器で大きくなり鼓膜方向に出力されるのですが、外耳道と補聴器の隙間があって出力音の一部が外のマイクに戻ってしまい、それがまた大きくなるのでピーッという音になります。基本的には、出力音がマイクに入らないように外耳道と補聴器のイヤーモールドまたはシェルの隙間を少なくすれば直ります。具体的には肉盛りをしたりコーティングをしたり場合によっては切削したりもします。(機械的調整)
またハウリングキャンセル機能を働かせたり、周波数分析器でハウリングする周波数を特定しその利得を落としたりする等の調整をすることもあります。(電気的調整)
当店ではこれらの調整は常時行っております。


Q13:補聴器を使用しているのを他人になるべく知られたくないのですが?

A13:耳穴型、特に超小型のCICタイプは耳穴をのぞき込まなければ装用しているのがわかりません。また外耳道内レシーバータイプの小型耳かけ型では補聴器本体が耳の後ろに隠れてしまい、耳栓も奥に入りコードも細く気をつけないとまずわかりません。


Q14:購入前に実生活で試用できますか?

A14:一部の販売店では2週間とかの貸出を行っているようですが、当店では大型防音室内でいろいろな音環境を再現できますので、時間をかけてじっくりお試しいただくのを基本としています。
ただ当店ではお客様のご希望がある場合に限り、耳かけ型補聴器の短期間貸出を行っています。お客様の装用意欲も大事ですし、補聴器を付けると言うことはきこえのリハビリテーションをすることですから、通、本当の効果は使用して1~3ヶ月の間の慣れる練習と数回の微調整を必要とします。
少しでも効果を感じたら装用されるようお勧めします。後は当店の豊富な経験、知識、技術力で、より良いお役に立つ補聴器に仕上げます。


Q15:プレゼントしたいのですが本人が同行しないといけませんか?

A15:当店のご相談の流れにもありますように、最低ご本人の聴力測定は不可欠です。ご来店いただけない場合は、出張相談サービスもご利用いただけますのでご予約願います。(無料、出張相談ご参照)


Q16:耳が遠くなってきた母が、笑いが少なくなってきましたが聞こえと関係ありますか?

A16:聞き返すのもだんだん面倒になり、良く話の内容がつかめないので家族の会話の輪に入れないでいる場合があります。補聴器の早期装用で、かつての笑いのある楽しい家族の団らんを取り戻してください。まずはご相談、お試し願います。


Q17:福祉法で補聴器を給付してもらえると聞きましたが?

A17:障害者総合支援法(旧、障害者自立支援法)による補装具支給制度があります。
聴覚障害6級(両耳共70dB(デシベル)以上または片耳が90dBで他方が50dB以上の場合)以上に認定されれば、補装具として補聴器が給付されます。指定耳鼻科医の判定を受け区(市)に申請すると、約2ヶ月で聴覚障害者として認定されます。詳しくは障害者自立支援法(障害者総合支援法)をご参照下さい。
また自治体によっては、独自事業として補聴器を支給または補助金を出してくれる所もありますので、お住まいの区役所(市役所)にお問い合せ下さい。
また、「難聴児補聴器購入費等助成制度」(軽度・中等度)を行う自治体も増えてきましたので、詳しくは最寄りの自治体にお問い合わせください。


Q18:補聴器を水に付けてしまったのですがどうすれば良いですか?

A18:湯飲み茶碗に落としたり、シャワーのお湯を浴びてしまったり、プールで付けたまま泳いだりといったお客様が、当店でも年に何人かいらっしゃいます。
このような時は水分を拭き取って乾燥ケースに入れてなるべく早くご持参下さい。お店の補聴器専用クリーニング器械は、真空にして水分や細かいゴミなどを取り除くので大方は回復します。


ご家族等お近くの方へ~一緒のご来店とサポートをお願いします。

特にご購入相談時のご来店はご相談の流れにもありますように、きこえや補聴器のことについての様々なご説明やご質問などについてお話合いさせていただきます。また当店では納得いただいたらご購入いただいておりますので、ご相談に平均約2時間程かかります。従いまして、少しでも正確に誤解の無いようご理解いただきまして、より的確なご判断等していただくために、できるだけご家族やご友人などお近くの方と一緒にご来店いただきますようお願い致します。
ご購入後も最初の装用練習や、電池交換やお掃除といったメンテナンスもご家族のサポートが必要なケースも多くあります。当店ももちろん全力でサポートさせていただきますが、お近くの方々に一緒に是非ご相談に来られて、その後のご支援も宜しくお願いしたいと思います。

ご家族等お近くの方へ

クロス方式~ワイヤレスクロス補聴器

片耳が高度・重度難聴で補聴器の効果が期待できない時(不良聴耳)、マイクを不良聴耳側に置いて電線で他方に出力して、その他の補聴器の部品を良聴耳側に置く方式をクロス方式と呼んでいます。モノクロス方式、シンプルクロス方式とも呼ばれています。(良聴耳側はオープンフィッティング)

不良聴耳の反対側の耳も難聴の場合、そのマイク出力と不良聴耳側のマイク出力をミックスして音を増幅します。これをバイクロス方式と呼んでいます。

方向感、距離感はでませんが、頭の全周から音を捉えられるので音の死角がなくなり聞きやすくなることから昔から市販されていました。ところが両耳を結ぶ線が煩わしいのと、補聴器やマイクが大きく目立つことから殆ど普及していませんでした。

近年ワイヤレス技術、小型化技術の発達で、ワイヤレスでしかも小型のクロス方式補聴器が市販されています。不良聴耳のマイク部分も小さく目立たず、小型の耳穴タイプもあります。

クロス方式
不良聴耳と反対側の聴力が重度だと、バイクロス方式ではハウリングキャンセル機能のある補聴器を使用しても、イヤーモールドを何度か再作して作り込まないとハウリングで、中々目標とする利得(増幅度)が得られないケースがあります。もちろん不良聴耳側マイクの音量を装用耳側のマイクより大きくすることで、解決出来る場合もあります。

しかしこの時、バイクロスでなくクロス方式にすると、ハウリングが減るので目標とする利得が得られるようになります。耳栓もきつめでない普通のものが使えるので、装用も快適です。

ご予約いただければ、ご試聴できます。ご予約もお問い合わせフォームがご利用頂けます。

補聴器の使い方・ノウハウ

1. 補聴器の操作

1.補聴器は右用が赤、左用が青となっています。本体の色、表示してある文字の色、左右識別マーカー色でわかります。

左右の識別

2.補聴器の電源スイッチは、通常電池ブタの開閉で行います。電池を入れてフタを閉めればスイッチが入り、開ければスイッチが切れます。写真上段は電源入、下段は電源切。

補聴器の電源スイッチ

3.ボタンでプログラムを切り換えられる補聴器もあります。
プログラム切替は使う環境や聞く音の種類などによって、ご自分で切り換えてより良く聞く機能です。今の補聴器は殆どが全自動なので、仕上げてしまえばあまり切り換える必要がないケースが多いのですが、例えば騒音下で使う時とか音楽を聞く時、電話を使う時といった具合に、ボタンを押すことでビープ音がして切り換えられます。音量調節の変わりをする事もできます。プログラム切替ボタンを付けておけば、パソコンで使うか使わないいかのいずれかの設定ができるので後から追加できるように、最初からできるだけボタンの付いた機種を選ぶと良いでしょう。

補聴器のスイッチ/ボリューム(音量調節器)

4.音量調節(ボリューム)のできる機種もあります。
音量調整は補聴器が自動的にやってくれる機種が殆どですが、高度・重度難聴の方や特殊な環境でお使いになる方等では、ボリュームが必要になるケースがあります。
これもボリューム付機種では使用可能、使用無効がパソコンで選択できます。
耳穴型ではボリューム付か無しかを選ぶことができる機種もありますし、できるだけ小さくするには、機種にもよりますがボリューム無を選んだ方が良い場合もあります。
耳穴型では回転式のボリュームが、また耳かけ型では2個のボタンで調整できる機種があります。ボリュームを動かして位置が判らなくなったりした場合は、電池ブタの開閉でボリュームは中心になります。


2. 電池

1.電池は交換するときにシールをはがしてプラス(平らな方、写真右下)、マイナス(写真左下)を合わせて入れます。

空気電池
2.補聴器は空気電池を使用するので、シールを取ってから1~2分しないと安定した動作ができないことがあります。
3.シールを剥がすと使わなくてもそのまま放置すると1~2ヶ月で自己放電します。
4.交換した日を覚えておくには、カレンダーにシールを貼っておくと良いでしょう。
5.通常概ね2年は保存、使用できますが、電池のパッケージにメーカー推奨使用期限が印刷してあります。
6.電池は、冬場など乾燥していたり、石油ストーブを使っていたりして2酸化炭酸の影響で寿命が3割程度短くなることがあります。また低温ではすぐ働かないことがありますので、手などで暖めてから使用します。
7.殆どの補聴器は電池が無くなるのを“プップッ”といった音で知らせてくれます。(電池残量警告音)

3. ご注意いただくこと

1.補聴器は直にテーブルに置いたり、ポケットに入れたりしないで、必ずケース(ハードケース、ソフトケース、乾燥ケース等)に入れる習慣を付けると紛失を防げます。
2.ヘアースプレー時、お風呂やプールに入るときは必ず補聴器は外してください。
3.電池の出し入れは、テーブルなどの上で明るい所で座って行ってください。補聴器に付属している磁石棒を使うと扱いがし易いことがあります。
4.万が一水に落としたときは水分を切って乾燥ケースに入れ早急にご持参下さい。
5.補聴器はティッシュに包んでポケットに入れたりすると、ゴミと間違って捨てることがあります。必ずケースに入れるようにしましょう。


4. 点検と専用器械クリーニング

1.補聴器は通常2年の保証が付いています。この間の自然故障は基本的に無料で修理できます。(保証期間は1年や3年と異なる機種もあります。)
2.当店は毎年無料定期点検のご案内を郵送しています。この機会に聴力測定、調整、点検などすることをお奨めします。聴力測定や補聴器調整時は、お客様が重なってお待たせしませんようにお手数ですがご予約願います。
3.補聴器専用器械(真空装置)でのクリーニング、点検は、他店購入品含めいつでも無料で行っています。1~2ヶ月位毎にご来店いただきますと、常に良い状態でお使いいただけ、また故障確率を低くできます。電池をお求めの際等にでも、すぐできますのでお申し付け下さい。

補聴器専用クリーニング装置

5. お客様やご家族のお手入れ

1.寝る前に付属の布やティッシュなどで、毎日水分や汚れを拭き取ってください。
2.耳穴型では、できれば毎日寝る前に音の出口とベントをブラシやベント掃除棒で掃除して下さい。また音口の耳垢防止部品を定期的に交換願います。ご面倒なら部品と共にお持ちいただければお店で交換します。補聴器のお手入れ3.できるだけ寝る時は、毎日「乾燥ケース」に入れてください。
電池はケースに一緒に入れると消耗が早くなるので、補聴器から電池をはずしケースフタの磁石シートにプラス面(平らな方)を下にして置いてください。耳かけ型の場合は耳栓含めて補聴器は布やティッシュペーパーで拭いてから、電池ブタを開けたままケース内に入れてください。
毎日入れるのが面倒なら曜日を決めて毎週1回でも結構です。もちろん汗をかいた時などは良く拭いてから必ず入れましょう。
電池は面倒なら一緒に入れてもかまいませんが、寿命が4割程度短くなることがあります。(12時間放置時)

乾燥ケース

乾燥ケース

4.乾燥剤は固形タイプでは青色のマーカーが白からピンクになったら、また粒タイプでは青が赤や薄紫になったら効果がなくなってきた合図ですので交換してください。そのまま使い続けると逆に湿気が補聴器に入り込んで、故障の原因になることがあるので注意してください。交換用乾燥剤は当店でいつでも販売しています。
紫外線照射による殺菌機能付、ファンによる短時間乾燥タイプ、脱臭材による脱臭機能付きや電子レンジを使って半永久的に使えるタイプなどの乾燥ケースもあります。

6. 装用の仕方

● 耳穴型の場合
1.取り出しコード(テグス)が下に来るよう耳に入れます。
2.補聴器の先端が少し前を向くように親指と人差し指でつまみ、親指の爪を見ながら耳まで持ってゆきます。その時、腕が回転して補聴器の角度が回らない様注意します。
3.耳穴は頭の後ろから顔方向に開いています。手首をそのままにしながら補聴器の先端を耳の穴に入れます。
4.先端が半分程入ったら一旦手を離し、反対の手で耳を引っ張りながら、人差し指で顔の目の方向に向かって最後まで押し込みます。
5.最後に耳の下部分のV字の切れ込み(取り出しコードがあります。)部分を少し回しながら押して耳穴に馴染ませます。
6.手を離しピーピーと鳴らないで周囲の音、声が聞こえれば大丈夫です。
7.補聴器を外す時は取り出しコードを親指と人差し指でつまみ、頭の後ろ上方向に引き抜きます。耳穴型補聴器の装用方法

耳穴型補聴器の装用方法


● 耳かけ型の場合
通常は耳栓を耳の穴にいれてから補聴器本体を耳の上にかけますが、最初に補聴器を耳にかけてから耳栓をいれても、やり易い方法でかまいません。
耳かけ型の場合は、
・音漏れ防止
・落下防止
・安定した聞こえ
・快適な装用感
のため、シリコンの汎用耳栓でなく、また軽度難聴でも、できるだけ耳型を採って作るオーダーメイド耳栓(イヤーモールド)の使用をお奨めします。
イヤーモールドの装用の仕方は上記耳穴型と同様です。
☆イヤーモールドは当店で製作(ハードタイプ)し、最短翌日納品できますのでお申し付け下さい。ハードタイプイヤーモールド例

ハードタイプイヤーモールド例


7. 電話の仕方

電話の仕方は下記のマイクから音を拾う場合以外に、テレコイルを使う方法やワイヤレス機能を使う方法などがあります。

● 耳穴型の場合

電話の仕方(耳穴型の場合)1.受話器を耳に当てます。2.ピーピー音(ハウリング)が出る場合は、受話器の一部を耳に当てたまま他を開いて角度を付けるか、少し話すと良いでしょう。この角度や距離で音量や音質が変化するので一番聞きやすい場所を探して下さい。

3.受話器の音の出口が補聴器のマイク位置に来るようにすると良く聞こえます。良い位置、角度、距離は天気予報などで見つけると良いでしょう。今の電話器のマイク感度は良いので、口から受話器のマイクが離れても通常大丈夫です。

4.音量調節の付いた電話器では、はっきり聞こえる十分な大きさにします。

● 耳かけ型の場合

電話の仕方(耳かけ型の場合)1.受話器の音の出る所を、耳の上にある補聴器上部のマイク近く(標準耳かけタイプではフックの付け根付近、外耳道内レシーバータイプではスピーカーワイヤー上端付近)に当てます。2.もしピーピー音(ハウリング)が出る場合は、受話器を開いて角度を付けるか、少し離すと良いでしょう。この角度や距離で音量や音質が変化するので一番聞きやすい場所を探して下さい。

3.受話器の音の出口が補聴器のマイク位置に来るようにすると良く聞こえます。良い位置、角度、距離は天気予報などで見つけると良いでしょう。今の電話器のマイク感度は良いので、口から受話器のマイクが離れても通常大丈夫です。

4.電話器の音量は音量調節で最大にしておきます。

● ポケット型の場合

1.受話器の音の出る部分を補聴器のマイクに付けてください。
2.受話器のマイク感度は良いのでそのまま口から離れていても、通常相手には聞こえます。
3.マイクと受話器の音の出口との良い位置関係、角度、距離は天気予報などで見つけると良いでしょう。
4.音量調節の付いた電話器では、はっきり聞こえる十分な大きさにします。


8. こんな時の対処法

1.ピーピー(ガーガー)音(ハウリング)が気になる時

・耳穴にしっかり補聴器や耳栓が入っていない。→合わせ鏡で見るなりしてしっかり入れる。
・耳垢が溜まっている。→耳鼻科医で取って貰ってください。
・耳穴の型に合っていない。→長年使ったり痩せたりすると隙間ができてハウリングが起きることがあります。ご来店願います。

2.音が小さくなって聞きにくくなった時

・電池容量が無くなった時→新しい電池と交換します。
・音の出口に耳垢が溜まった時→掃除するか耳穴型では部品交換します。
・耳の穴に耳垢が溜まった。→耳鼻科医で取って貰ってください。
・聴力が落ちた。→聴力測定後調整しますので、ご来店願います。
・音がおかしい。→故障の可能性もあるので、ご来店願います。

当店では初めてお使いのお客様には特に、装用指導・練習やご説明など何度も丁寧に行っております。また使っていると自然にコツなども分かり覚えてしまいます。あせらずしかし少しずつ慣れて、出来るようになればよいのです。遠慮なさらずご来店下さい。

またご家族とご来店され一緒に練習すると、早くできるようになることが多いです。

難聴の方との話し方

複数の人が同時に話しかけたり、早口で話す事を避け、下記の様な話し方をすると難聴の方が聴き取りやすくなります。是非ご活用ください、会話がスムースになります。

● 少しゆっくりと自然な抑揚で、はっきりと1m位離れた所から話します。
● 声の音量は小さくなく、大き過ぎず。
● 難聴の方の顔正面方向から、難聴の方が話し手の顔が見える位置で話します。
● わかりやすい言葉で語尾、文末まではっきり言います。
● 聞き取れなかったわからない言葉は、別の簡単な言葉に言い換えます。
● 句読点を目安に、文節単位で区切って話します。
● 長い文章はいくつかの短い文に分けます。
● 話始めるときには今から話すということを知らせるために、おじいちゃんとか○○さんとか注意をうながしてから話し始めます。
● テレビがかかっているところでは、音量を一端下げるなどしてから話します。


一口メモ 聞き取りテクニック

1.指向性機能を活用しましょう

騒音下で聞きにくくまた補聴器の指向性マイクが働かせる場合、背面に騒音源、正面に話し手という位置関係にすると、騒音源のレベルが下がるので聞きやすくなります。
指向性機能が使えなくても、騒音と話し手が同じ方向にならないようにすると聞き取り易くなります。

2.講演会ではスピーカーの近くに座りましょう

大きな会場での講演会などでは、会場の真ん中では会場の残響や反射音が聞き取りにじゃまになる場合があります。もし拡声装置を使っている場合は、スピーカーの近くに座り、スピーカーからの直接音の大きさが反射音などより十分大きく聞こえると、聞き取り易くなります。拡声装置がない場合は講演者のなるべく近くにすわり、反射音の影響が少なくなるようにすると聞き取りが改善できる場合があります。

3.部屋の響きを減らしましょう

難聴になると聞きたい音声以外があると聞き取りづらくなります。部屋の残響や床、天井、壁からの反射音も同様に聞き取りづらい原因になる場合があります。典型的な例としては、大理石の部屋やタイルを貼ったお風呂場があります。教会がききづらいのも反射音や残響音が原因です。特に特定の周波数で響くフラッターエコー(鳴竜、定在波)は不快でもあり、聞き取りに悪影響を与えます。
簡単な対策としては、床になるべく厚いカーペットを敷いたり、厚めのカーテンを壁から少し離して(空気層を持たせ)ヒダを十分付けてつるしたりすると、同じ部屋でも響きが少なくなり聞き取りがしやすくなります。
既存の高齢者施設様でも時々見受けられます。是非建設なさる前の設計段階で、音響技術者でもある当店にご相談ください。


注目の補聴器

1. オーティコン社オープン

◆ 周囲の音声は残し騒音を低減する先進の補聴器
● 自然で疲れない音質は初心者でも大好評
● 様々な環境に適合する両耳同期処理機能
● テレビやスマートフォンからの音声を補聴器から直接聞けます
● 電池交換のいらない充電電池を使えるオプションもあり、通常電池も使えるハイブリッドタイプなので便利です
● ミニRITE,ミニRITE-T,耳かけ型(標準タイプ)の3タイプ
● 3価格帯(オープン1、オープン2、オープン3)から選択できます

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2. オーティコン社超小型補聴器「デザインRITE」、「IIC」

● 目立たない驚きの小ささ(アルタ2プロ、ネラ2プロ、リア2プロ)
● 良好な装用感と聞き心地良い自然な音質
● ワイヤレス機能搭載
● デザインRITEタイプ(写真左)、装用が全くわからない超々小型耳穴型(IIC)もあります(写真右)

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3. フォナック社ビロングシリーズ

● 両耳間音声通信技術による両耳装用機能はじめ多くの技術を結集したモデル
● ”一段上の聞き取り”をお求めの方に
● 使う環境に合わせてプログラム自動切り替え&ブレンド
● 4価格帯(B30、B50、B70、B90)から選択できます

◆耳穴型 フォナック バートB
●世界初のチタンシェルのB-チタンは肌にやさしく従来よりさらに小さく全く目立ちません(B90,B70の2機種)
180324_3 ●ワイヤレスアクセサリーも使えるCIC、10電池使用のミニカナルもあります
世界初の補聴器形状最適化技術(「バイオメトリックキャリブレーション」)で、より騒音抑制するなど確かで快適なきこえが得られます
160114PhonakVert ◆耳かけ型〔外耳道レシーバー(RIC)〕 フォナック オーデオB
●携帯電話、テレビの音声を直接補聴器へ届ける「オーデオBダイレクト」も好評です(B90,B70,B50の3機種)
180324_1 ●短時間充電で長時間作動する電池交換のいらない充電タイプもラインナップされています(B90,B70,B50の3機種)
180324_2 ◆耳かけ型〔標準タイプ〕 フォナック ボレロB
●短時間充電で長時間作動する電池交換のいらない充電タイプもあります(B90,B70,B50の3機種)
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4. フォナック社ナイーダV

● 汗をかいたりスポーツをするので防水タイプをご希望の方 (小型のナイーダV RICは、さらにFRP使用の頑丈タイプです。)
● 高重度難聴の方でよりよいきこえをお求めの方にさらに進化しているナイーダVをお試しください
● 好評のサウンドリカバリー機能(ききづらい高音域を聞きやすい低域方向に圧縮)搭載
● ナイーダV90/V70/V50/V30の4価格帯、写真:フォナック ナイーダV SP/RIC/UPの順

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5. スターキー社iQシリーズ New

◆ヘイローiQ
● 3D立体音響・臨場感の向上機能搭載(アキュイティイマージョン)
● 進化した騒音抑制技術搭載
● 最強のハウリング防止機能“ピュアウェーブフィードバックエリミネータ3”搭載
● 広い価格帯バリエーション i2400/i2000/i1600/i1200/i1000(RICタイプ、電池:312/13選択可)
iPhoneなどのスマホと中継器なしでダイレクト接続・・・無料専用アプリで電話はもちろん、音楽や動画も楽しめ、行く場所に合わせたメモリー設定でスマホのGPS機能と連動して、自動的に音質などが切り替わります
◆ミューズiQ 
●広い価格帯i2400/i2000/i1600/i1200/i1000
●耳穴型(IIC,CIC,ITC,ITE)から耳かけ型(RIC,BTE)までフルラインナップ

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6. GNリサウンド社リサウンド・リンクス3D

◆耳穴形から耳かけ形までフルラインナップ、価格帯は9,7,5の3種類から選べます
◆RIE(外耳道内レシーバータイプ)には充電タイプもあります。空気電池も使えるので便利です。
◆リンクス3D 5は下記お客様にお勧めです
● 言葉の聞き取りを重視する方
● 少人数での会合に参加する方
● スマートフォンを使って自分で調整したい方
● 販売店への訪問が困難で、遠隔サポートをご希望の方

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